友人が「もしも世界が明日終わるとしたら」という詩集を明日借りたいと言ってきたのでガサガサと探していたら、久し振りにじっくりと読んでしまいました。
いやぁ、何度読んでも良い詩集だ…
毎日を忙しく生きている私ですが、この詩を読むと、本当に一日一日を大事に生きなきゃなと思います。
この詩集は「もしもわかっていたなら…」というインターネット上で匿名希望で出ていたものを編集した本なのですが、今日詳しく調べてみたところ、この匿名希望で出した方はアメリカ同時多発テロで一機目が激突後、救助の為最初にツインタワーに突入した数百人のレスキュー隊の内の一人(29歳)だという事が分かりました。
しかもこの方、事件後いまだに行方不明なんだそうです。
これを知った時、なんだか切なくなっちゃいました。
一字一句にこの人の心の叫びが聞こえてくるようです。
私も今を大切にし、大切な人にしっかりと自分の気持ちを伝えていきたいと思います。
では「もしも世界が明日終わるとしたら」から詩を数編紹介します。
「もしもぼくの声が
もうすぐ出なくなるとしたら
君に話す言葉の終わりに
「愛しているよ」って
きっとつけ加えるだろう」
「あんなばかげたことが起こって
君をこんなに傷つけるなんて
わかっていたら
ぼくが守ってあげるから
そんなことは絶対にさせないから」
「この子を寝かしつけることは
もう二度とないって
わかっていたら
しっかりと腕に抱いて
急がずにゆっくりと
いまここにいる奇跡を
かみしめるだろう」
是非皆さんも読んでみてください
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